チェリーヒルズゴルフクラブ
国内女子公式戦「2025年日本女子オープンゴルフ選手権」の開催が決定しているチェリーヒルズゴルフクラブ。そのバックナインとなるクィーンコースにおいて、日本ゴルフ協会の要望に応えるコース改造を実施しました。戦略性を高めて試合展開をおもしろくすること、ギャラリーの観戦スペースやスムーズな導線を確保することを目的としています。
工事は、ほとんどのホールでバンカーの形状変更や位置変更、新設が行われた大規模なもので、ロバート・トレント・ジョーンズJr.事務所の監修の元、テレビ映りを考慮してコースをより美しくみせること、トーナメント終了後もアマチュアプレーヤーがこれまで以上に楽しくプレーできることも加味した造成が行われました。
新生クィーンコースは9月30日にオープンし、各ホールともティイングエリアからの景色が今まで以上に美しくなり、より戦略性の高いコースへ変貌を遂げています。

Hole1 Par4 355Y
フェアウェイ右の3つのバンカー群は2つに減らし、形を再造成したうえでフェアウェイに近づけて配置しました。これによりフェアウェイがS字を描いてグリーンに繋がり美しく見えます。ギャラリーの歩経路拡幅の目的もあります。

Hole2 Par3 180Y
グリーンと両サイドのバンカーの間にラフがあり戦略的に少し甘さがありました。そのためバンカーを再造成し、グリーンに近づけました。また、左サイドのバンカーをフェアウェイにそってティ側に広げることで見た目の一体感も演出します。

Hole3 Par4 382Y
既存の3つのバンカーすべてにおいて形状を見直し、ティからしっかり砂面が見えるようにしました。また、トーナメント時のティショットの落ちる地点の先にバンカーを新設することで、ロングヒッターにもシビアなティショットを要求します。

Hole4 Par4 429Y
フェアウェイ左サイドのバンカーを再造成し、フェアウェイに沿うように変更しました。グリーン手前右サイドのバンカーを埋めてアプローチエリアとし、左サイドに大きなバンカーを新設、これによりフェアウェイがS字を描く美しいホールへと変化しました。

Hole5 Par5 573Y
フェアウェイ両サイドのバンカーを再造成し、フェアウェイに近づけました。また、グリーン手前のバンカーをひとつ埋めてアプローチエリアを拡張。さらに、左サイドにバンカーを造成することで、グリーン左にこぼれたボールが即OBになることを防ぎます。

Hole6 Par4 340Y
4つのバンカーを新設し、まったく新しいホールに生まれ変わりました。特にグリーンの両サイド、手前にバンカーを配置したことで、難易度は格段に高まります。フェアウェイ左サイドの法面を大きく削り、フェアウェイの高さも下げ、ティからクリークを望めるようになりました。

Hole7 Par4 397Y
フェアウェイ両サイドのバンカーを再造成してフェアウェイに近づけました。グリーン手前はハザードがなくトーナメント開催時の16番ホールとしては比較的やさしかったので、フェアウェイ中央にバンカーを新設し、バンカー越えのシビアなピンポジションを配置できるよう改造しました。

Hole8 Par3 179Y
グリーンの左奥をカットしてアプローチエリアとします。そうすることで奥のバンカーが、ティから美しく見えるようになりました。ホールの見た目の締りを加えるために、グリーンの両サイドにバンカーを新設し、水、砂、グリーンの一体感を演出します。

Hole9 Par5 544Y
日本女子オープンを主催する日本ゴルフ協会より、ビジュアル的にも戦略的にも、手を加える必要がないとお墨付きをいただき改造箇所はありません。

チェリーヒルズゴルフクラブ 
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